前回の「スーパースワン」は、音こそ聴いたことがなかったものの、その姿はオーディオ店などで見かける事がありましたが、今回の「モアイ」というシステム、私は見るのも聴くのもはじめてです。
モアイのエンクロージャは、上下ふたつに分かれています。
上のエンクロージャは「フルレンジ+ツイーター」、下は「ウーハー×2台」という構成になっています。
下の2台のウーハーユニットは、エンクロージャの「側面」に背中合わせに取り付けられています。
形式はバスレフで、ダクトは背面下側にありました。
大山さんのこのモアイ、上下ともにエンクロージャの表面は白木天然木のツキ板で仕上げられていてたいへん美しいものです(^‐^)
正面の「白いコーン」と側面の「黒いコーン」、ツイータの「黒とシルバー」が白木によくマッチしていて、さらにダクト穴の形と大きさがちょうどよくて、デザイン的には良くまとまっている感じです。
そして試聴です。
曲はスーパースワンのときと同じ、グリーグのピアノ曲からはじめます。
音が出た瞬間から、スーパースワンとは全く違う感じです。
ウーハー片ch2発というのはやはり強力で、低音の量感は十分です(゜〇゜;)
ピアノの音はとても明瞭で、低域も「芯がある」感じの音ですね。
「モニター的」というか、「はっきり、しっかり」という感じの音です。
ウーハーが側面に付いていますが、音場の広がり感はあまりありません。
これはちょっと意外でした。
また、システムの正面で聴くのとズレた位置で聴くのとでは、ずいぶん音が変わりました。
指向性はそれほど広くはないようです。
このあたり、スーパースワンとは対照的ですね。
次に、鈴木さんがお持ちになったパイプオルガンの曲をかけてみました。
部屋の空気が大きく振動するような低域のエネルギーです!
パイプオルガンの音程もよくわかりました。
生のパイプオルガンをよく聴かれている鈴木さんは、スーパースワンよりもこちらのモアイのほうがオルガンの生音に近いとおっしゃっていました。
そう言われてみると、鈴木さん宅で聴かせていただいた「MCAP型システム」と「モアイ」は音の傾向がちょっと似てるかな?
同じ「バスレフ」という構造だからかもしれませんが。
モアイは、「はっきり、しっかり」した音で、とても力強い印象でした(^〇^)
次回は巨大なバックロードホーンシステム[D58ES」をご紹介します。
どうぞおたのしみに!(^‐^)
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