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MCAPとFEASTREX 後編

.09 2009 試聴会 comment(3) trackback(0)
鈴木さんは「オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団」の大ファンだそうで、アナログを含めたくさんのディスクをお持ちです。

私がリクエストしたのはストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」(^‐^)
この曲は何回聴いても飽きませんね。
音楽の美しさというよりもカラクリ仕掛けの音遊び的な要素が多く、演奏する楽団によってもずいぶん感じが変わる曲です。

ちょうどフィラデルフィア管弦楽団演奏のアナログディスクを持っていらっしゃったので、それをかけてもらうことにしました。

まずはFEASTREXのユニットを使ったMCAP型のシステム(TR130型)です。

FEASTREXの音を私は聴いたことがなかったので、今回はすごく楽しみにしていました(^〇^)

MCAP 鈴木さんのシステム FEASTREX

FEASTREXのユニットはいろんな仕様があるんですが、鈴木さんがお使いのこの↑ユニットは磁気回路に電磁石を使った「励磁型」と呼ばれるものです。

MCAP FEASTREX励磁電源

そしてコレ↑が電磁石を駆動するための電源装置です。

電気を使う装置はたいてい「しばらく通電したほうが状態が良くなる」ものですが、励磁電源についてもそれがあてはまるそうで、私が訪問するしばらく前からわざわざ電源を入れておいてくださいました。

いよいよ試聴です。

「ペトルーシュカ」の冒頭「第1場 謝肉祭の市場」では、フルートからはじまって弦楽器、管楽器、そしてティンパニとオーケストラの各楽器が次々とでてくるのですが、これらの音色が「生音」にきわめて近いのです。
音源(録音)がいいのは間違いないですが、FEASTREXユニットを使ったMCAP型システムの音色の再現性がかなり高いことがわかります。

ティンパニの強打の部分では部屋の空気が一瞬ゆらぐ感じ(しかもオーバーではない)が生々しく再現されます。
この感じは低域が十分に伸びていて、過渡特性も良くないとなかなか得られないものだと思います。

「第1場 見世物小屋」はファゴットから静かにはじまるんですが、このファゴットの音がまたすばらしい!
楽器の木製筐体に響く音色が生音に近くてビックリしました。

弦楽器の音色はすこしキツめの印象がありましたが、これが録音に起因するものなのか、システム(ユニットのキャラクターを含む)によるものなのかはわかりませんでした。

「ペトルーシュカ」は各楽器がなにをやっているのかがわからないとあまり面白くない曲だと思いますが、鈴木さんのこのシステムではそれらがとてもよくわかるので、曲を楽しく聴くことができました(^‐^)

鈴木さんはパイプオルガンとコーラス隊による音楽がお好きだそうで、生演奏もよくお聴きになるそうです。
このシステムもそういう音楽をつかってチューニングされておられるとのこと。

さっそくお気に入りの曲を聴かせていただきました。

パイプオルガンの生音は、私は聴いたことがありません(^‐^;)
なので生にくらべてどうなのかはわかりません。

ですが、その音色は「生音もこんな感じなんかな」と想像させるものが十分ありました。
すごく低い音も出ているんですが、けっして「ボーボー」いうようなものではなく、「音」というよりも「静かな圧迫感」という「感じ」ですかね。うまく表現できませんが…。
これがMCAP方式による効果なのだと思います。

コーラス隊の声はすばらしかったですね。
人の声は本来そんなに明瞭なものではありませんが、このシステムでは教会堂に響く、そんな「少し不明瞭な肉声の感じ」がとてもよく再現されていました。

その後はグリーグやリストのピアノ曲、女性JAZZボーカルなどを聴かせていただきました。

ピアノも生に近い音色でした。
ピアノは弦そのものの音のほかに筐体内で響く残響音もよく聞こえる楽器ですが、弦の音と残響音とのバランスも生々しく、音のたちあがり感もシャープなので実在感がありました。

リストなどは速いフレーズが多いので、音が「どんどんピアノの筐体の中にたまっていくような感じ?」が良く再現されていました。

ピアノは録音の仕方によって音は全くちがったものになったりしますから、今回試聴に使った録音は自然な音が録れていたんだと思います。

とにかくこのシステムは「音色の再現性」と「雰囲気(低域?)の再現性」がすばらしかったです。
MCAP型はかなり低い音域まで再生できるのですが、それが自然な感じなのです。

「おお!、すごい低音だ!」なんて感じは全くなくて、「足りないものがない」という自然な感じですかね。あまりうまく表現できませんが…。

試聴後、鈴木さんに「これ、欲しいですわ!」と言ってしまいました(^‐^;)

FEASTREXのユニットを使ったこのシステム(TR130型)については、鈴木さんのホームページのこちらのページをごらんください。

TR130型の、仕様から組み立ての様子までご覧いただけます。

次回は鈴木さんの新作、FOSTEXのFE108Sを使ったMCAPシステムをご紹介します、おたのしみに!(^‐^)
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鈴木
松さん

こんばんは。大変なお言葉で恥ずかしい限りですね。
ペトルーシュカの聴きどころを教えて頂きまして有難う御座いました。
"空気が揺らぐ"という表現はいいですね。私は空気を揺らがせたいと思っています。Feastrexは揺らがせる感じが良く出ます。実際の振動板面積以上のグリップ感を感じます。
パイプオルガンは、ヨーロッパの教会で偶に聞きますが私のシステムの感じは生に近いと思います。箱庭的なので規模は縮小されてしまいますが。
今は、Fostexの新作のほうばかり聞いています。お聞き頂いたFE108SuperからFE108Sigmaに代えていますが、結構いい感じです。
2009.10.10 22:55
matsu
鈴木さん、先日はお世話になりました<(_ _)>
「聴きどころ」なんてとんでもないです。私の聴き方はゲテもんですから、あまり参考になさらないでくださいね(^^;)
Feastrexの「空気の揺らぎ感」は,FALのユニット(私の「桔梗」に使っている平面ユニットです)にも同じものを感じます。
両者の最大の共通点は「振動系が軽い」ことなんですが、感覚的には逆のような感じで意外ですね。
新作のシステム、FE108シグマに交換した音もぜひ聴いてみたいです(^‐^)
2009.10.11 10:51
鈴木
おはようございます。
FALのユニット、聞いてみたいですね。
振動板は軽くないと空気のゆらぎ感は堕しにくいと思います。速く立ち上がって、速く立ち下がらなければ、揺らぎという感じにはなりません。
Feastrexは、振動板も重くないし、励磁によって制動が良くなるのかリアリティは良いです。

今日は、大山さんの新作バックロードホーンと kenbo-さんの改良型バックロードホーンが聞けます。楽しみです。バックロードは別な良さがあるのでとても好きです。合流出来れば良かったですね。
2009.10.12 08:40

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