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スピーカー再生技術研究会 オフ会レポート 脱線編 バンビーノ解説その1

.15 2010 スピーカー再生技術研究会 comment(2) trackback(0)
ずいぶん間があきましたが…オフ会レポートの続きです。

前回は 「N.D.R.型バンビーノ」 の発表の様子をご紹介しました。
その続きです。
今回からは、このシステムについてちょっと詳しくご説明したいと思います。
なので、オフ会レポートではないですね(^▽^;)ゞ

バンビーノは MCAP-CR型 のエンクロージャなんですが、本来のMCAP-CR型とは動作方式がちょっと異なります。
何が違うのかというと、ダクトのチューニング方法です。

本来のMCAP-CR型は、内部ダクトのチューニングを「高い周波数」 外部ダクトのチューニングを 「低い周波数」 に設計します。
この方法は、従来のダブルバスレフと基本的には同じ設計方法です。

ところがバンビーノはこの逆、つまり内部ダクトのチューニングを「低い周波数」 外部ダクトのチューニングを 「高い周波数」 に設計してあります。

「そんなん、勝手に逆にしても問題ないの?」 と思いますよね。私も思いました(笑)
では、なんで逆にしたか。

実は、内外のダクトのチューニングを逆に設計したスピーカーシステムの音を過去に聴いたことがあるからです。
そのシステムの音は素晴らしく、自然で量感も必要十分な低域再生能力がありました。

そのシステムがコチラ↓

五稜 2

以前、このブログでも紹介させていただいたことありますね(^‐^)

豊田高専放送研究部のみなさんが作られた 「五稜」 という作品です。
2005年のSTEREO誌 「自作スピーカーコンテスト」 で 「浅生明特別賞」 を取られた作品でもあります。

このシステムの音は素晴らしく、「逆ダブルバスレフって、自然な低音なんやなあ!」 と思った印象が強烈に残っていました。

二つ目の理由。それは 「エンクロージャが設計しやすい」 ということです。

ダクトのチューニングを低くするとダクトが長くなりますが、内部のダクトを長くすることは設計上からも比較的簡単です。なんせ内部ですから。
縦にしようが横にしようが、設置しやすい方向に設計できますね。

これに比べて、外部ダクトは最終的に 「音が出てくる」 開口部になるので、その設置場所が限定されてきます。
通常のように、ダクト開口部をシステム正面にもってくるのであれば、エンクロージャの奥行きを深くするか、ダクトを折り曲げるかしないと、長いダクトの場合は収まりません。

三つ目の理由は、MCAP-CR型の開発者であられる鈴木さんのお言葉です。
以下、再現ドラマふうに…

私 「ダクトのチューニングを中と外で逆にしたいと思うんですが、できますかね…??」

鈴木さん 「やったことがないのでわかりませんが、設計プログラムのダクト設計周波数を内外で逆にしたもので試されてはどうでしょうか」

私 「それでうまくいきますかね?」

鈴木さん 「正直、やってみないとわかりません。どういう結果になるのか楽しみです」

《注)上記会話は正確なもんではありません。あくまでイメージです》

これできまりました(笑)

「やってみるまでわからない」 って、なんて魅力的な言葉なんでしょう!
じゃあ、やるしかないですからね(≧▽≦)

で、設計したのがコレ↓

バンビーノ スケルトン

内部は三層構造になっていて、いちばん上が 「主空気室」 で、下2つがそれぞれ 「副空気室1」「副空気室2」 になっています。

さらにわかりやすく、ダクト部分の詳細図がコチラ↓

バンビーノ ダクト説明

ダクトはすべて内径100mmのVP塩ビ管です。

各ダクトの設計共振周波数は下記のとおり。

425mm : 38.9Hz
310mm : 48.9Hz
90mm  : 70.1Hz
70mm  : 89.4Hz

ダクト径が100mmと大きいため、共振峰がブロードになるだろうということで、チューニングはおよそ20Hz間隔になっていますが、最低部のみ約10Hz間隔になっています。

当初は最低部のチューニングを約30Hzに設計していたんですが…「ダクト長が500mmをこえてくると、ダクト自体の共鳴音が気になるかも」 という鈴木さんのアドバイスをいただいたので、途中から425mmとしました。
その結果、共振周波数が38.9Hzになっています。

かくして 「逆MCAP-CR型」 のシステムができあがりました!

肝心の音ですが、バスレフ臭さがあまりない自然な感じに仕上がったように思います。

オフ会でお聴きいただいた方からも 「バスレフのクセが感じられない」 「乾いた低音」 「コンサートに近い低音」 などのご感想をいただきました。

ただ、逆バスレフがうまく働いたのか、ダクト径が大きいためクセが出にくかったのか、ひょっとしたらバスレフとして十分動作していなかったのか…は、わかりません。
まだまだ研究が必要ですね。

次回もこの続きです。
もうちょっとおつきあいいただければと思います(^‐^)
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ケイ
松さん、こんにちは。
トライポッドを譲り受けましたケイです。

最近始めたブログ
「チープに音出し」
http://otodashi.blog86.fc2.com/
に「ゲテもん工作実験室」をリンクさせていただきました。

事後ですみません。
これからもよろしくお願いいたします。
2010.11.28 12:04
matsu
ケイさん、コメントどうもありがとうございます!
さらにリンクまで張っていただいて感謝ですっ!(≧▽≦)

近日中にこちらからもリンクさせていただきますね♪

ケイさんの手描きイラスト素敵ですね!
ちゃちゃっと描かれてるようですが、的確な表現力がすばらしい!
ひょっとして、イラストレータさんですか??
2010.11.28 23:17

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