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N.D.R.システムの概念 その4 「ネットワーク回路」

.25 2010 N.D.R.システム comment(0) trackback(0)
マルチウエイシステムの場合、チャンネルデバイダーなどを使わない限り、通常は帯域分配のための 「ディバイディングネットワーク回路」 が必要です。

N.D.R.システムの製品が出た当時(1980年代初期)は、チャンネルデバイダーはまだ気楽に使える段階ではありませんでしたので、マルチウエイといえばコイルとコンデンサと抵抗からなるネットワーク回路が必要でした。

N.D.R.システム(の製品)は、どれもマルチウエイ方式ですから、当然ネットワーク回路が組まれていた訳です。
でも、普通のネットワーク回路とはちょっと違っていました。

というのも通常のネットワーク回路では使用されない 「ある部品」 が使われていました。

まずは回路図をご紹介しますね。

ネットワーク回路  D-254

これは、N.D.R.システムの中でも、私が最も好きな音だった 「D-254」 という製品のネットワーク回路図です(^‐^)
一見して、通常のネットワーク回路では使われていない部品があることに気づきますね。

別の製品の回路もご紹介しましょう。

ネットワーク回路  D-203

これは 「D-203」 という製品の回路図です。
回路がシンプルになってきたので、「ある部品」 がわかりやすくなってきました。

さらにもうひとつご紹介しますね。

ネットワーク回路  NDR-166

これは 「NDR-166」 という製品の回路図です。

もうおわかりですね(^‐^)

「トランス」 が使われているんです!

トランスはいずれも 「ウーハー」 の回路に挿入されているのがわかります(D-254はリアスコーカーにも挿入されています)

開発者であられる河野さんのお話では、トランスを挿入することによってアンプの出力はスピーカー(ウーハー)と直流的にカットされる状態になり、ウーハーのf0(エフゼロ)におけるインピーダンス反射と逆起電流の影響をアンプに与えにくくする効果があるとのことでした。
その結果、位相ひずみの改善、低域パルスの低減、超低域における動作の安定化などの音質改善効果があるということです。

また、トランスは異なるインピーダンスのユニットを効率よく接続するための 「インピーダンスマッチング」 のために利用されていることもわかります。
河野さんはこの部品を 「M.I.M.トランス(モーショナル インピーダンス マッチング トランス)」 と呼ばれていました。

さらに、トランスのタップ端子を切り替えることによって 「ウーハーの利得を相対的に可変できる」 回路にもなっているようです。

これはおもしろいですね!

たくさんの異なるユニットを使う場合、そのインピーダンスと能率合わせ?には苦労しますが、インピーダンスマッチングトランスを使うとコントロールの範囲がひろがりますね(^‐^)
まぁ、周波数特性がよくて、希望の巻き線比のトランスを入手するのはかなりむずかしそうですが…。
価格さえ気にしなければ 「特注」 という手もありますね(;^‐^;)

次回は、N.D.R.システムにおける 「直接音」 と 「背面音」 のバランスの取り方などについて、私が実験してわかったことなどをご紹介しますね。
どうぞお楽しみに!(^‐^)

【本ブログに掲載している回路図はオリジナルの回路図をもとに新たに描き起こしたものです。回路はオリジナルと同一ですが、表現方法(配線の取りまわしを含む)が一部異なります】
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