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N.D.R.システムの概念 その3 「スーパーベースラジエータ」

.18 2010 N.D.R.システム comment(0) trackback(0)
N.D.R.システムでは、低域をのばすための特別な工夫がされています。
それが 「スーパーベースラジエータ」 と呼ばれるものです。

スーパーベースラジエータはドロンコ-ンユニットを使った低域補完方式なんですが、通常のドロンコーンとは動作方法がすこし違います。

構造は下図のようになっています。

スーパーベースラジエータ 構造図

上図において、空気制動板(固定部)というのはエンクロージャの 「背面板」 に相当します。
エンクロージャの背面板に扇形の穴が4つ開いていると考えればいいですね。

4つの穴が開いている部分の裏側、つまりエンクロージャの内側には 「ドロンコーンユニット」 が取り付けられています。
そして、表側には 「空気制動板(可動部)」 がセンターのネジによって取り付けられています。

組み立てるとこんな感じです ↓

スーパーベースラジエータ 外観図

「空気制動板(可動部)」 は回転させることができます。

ここを回転させることによって、下図のようにドロンコーンの前面の穴の大きさを可変できる構造です。

スーパーベースラジエータ 可動部動き
(空気制動板(可動部)がちょうどシャッターのような働きをして、開口部の大きさを調節できるようになっています)

「全開」 にするとドロンコーンの利きが最大になり、シャッターを閉じていくと最後には 「全閉」 となり密閉型に近い状態になります。

では、ドロンコーンの前にこんな穴を作ってどういう効果があるんでしょうか。

開発者であられる河野さんのご説明によると、ドロンコーンの前面にも空気負荷をかけることによって、パルシブな信号に対しては密閉型に近い動作(たとえシャッターを全閉にしていなくても)が期待でき、持続的な信号に対しては適度な空気負荷によって 「空振り」 をおさえつつ、ドロンコーンからの低域補完も期待できるしくみだそうです。

楽器の音でいえば、「ティンパニの強打のようなパルシブな信号では密閉型、オルガンや低音弦のボウイングのような持続的な信号ではドロンコーン型の動作をする」 とういうことをおっしゃっていました。

さらに開口部の面積を可変にすることによって空気負荷の強さをコントロールし、ドロンコーンの反応周波数や放射面積を調整できるという、便利でユニークな方式です(^‐^)

ドロンコーンの取り付け位置ですが、エンクロージャの形状によってちがいます。

エンクロージャが 「三角柱」 を基本としたタイプでは前面を除く後ろ2面に、「四角柱」 を基本としたタイプでは背面にのみ設置されていたようです。
いずれにしてもドロンコーンは 「前面」 には設置されていませんでした。

ではこのドロンコーンを使った 「スーパーベースラジエータ」 はどれだけの効果があったのか?

「D-203」 という製品では、エンクロージャ内容積27リットル、20cmウーハーと25cmクラスのドロンコーンを使い、周波数特性グラフを見ますと、50Hz~20kHzがフラット(-6dB 平均音圧93dB)、10Hzで74dB、15Hzで80dB、20Hzで83dB、30Hzで78dB、40Hzで74dBのレスポンスがあります。

この資料からすると、かなり低域補完能力があったようですね。

D-203は私も聴かせていただいていましたが、とても雄大な音だったと記憶しています。
オルガンの 「地を這うような音」 や、「バスドラムのアタック音」 が腹に響いた感じがありましたね(^‐^)


さて、N.D.R.システムの特徴はエンクロージャの構造やスーパーベースラジエータだけではありません。
実はネットワークにも、ユニークな回路が組まれていました!

次回はこの回路についてご紹介しますね。おたのしみに!(^‐^)
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